重量木骨の家の9月期も昨年同期より大幅増となる
株式会社エヌ・シー・エヌは、構造計算出荷実績が、2013年4月から9月で前年比125パーセントの過去最高を記録、また、重量木骨の家の9月期契約高も昨年同期より309パーセントとなったことを発表した。同社では、需要増の原因として、2014年4月からの消費増税とアベノミクス効果による住宅ローン金利上昇懸念、「耐震構法SE構法」が今年1月からメディアへの露出が増加した結果と分析している。
SE構法とは
集成材の構造部材として強度の高いエンジニアリングウッドを使用し、その接合部には、独自に開発した耐久性に優れたSE金物を用いて接合する構法で、軸組工法と比べて断面欠損の少ない強固な接合部を生み出すことができる。その結果、柱と梁で強度の骨組みを作り、骨組み全体で建物を支えることができるようになった。東日本大震災においても、SE構法で建てられた建物の地震による倒壊はなかった。
また、立体応力解析を物件ごとに行い、具体的な構造計算データを基に安全性を確保し、安心して建てることができる住宅となっている。
施工できる工務店は、株式会社エヌ・シー・エヌ主催の講習を受け試験に合格し登録施工店となった工務店で、現在400社以上が「SE構法登録施工店」となっている。
株式会社エヌ・シーエヌ
http://www.ncn-se.co.jp/