国土交通省は、平成25年度「地域における木造住宅生産体制強化事業」のうち「木造建築技術先導事業」についての募集を開始した。

同事業は、再生産可能な循環資源である木材を大量に使用する建築物の整備によって低炭素社会の実現に貢献するため、先導的な設計・施工技術が導入される大規模木造建築物の建設に対し、その費用の一部を補助するもので、応募期間は平成25年6月7日から7月8日までとなっている。

公募する事業の種類は、（1）建築物の木造化、（2）建築物の内装・外装の木質化のいずれかで、建築物における木造化・木質化の推進に向けたモデル性、先導性が高いプロジェクトとして選定されたものが補助の対象。

事業の要件は、提案する内容に応じて、構造・防火面で先導性に優れた設計又は施工技術が導入される事業計画であること、使用する材料や工法の工夫により整備コストを低減させるなどの、木材利用に関する建築生産システムについて先導性を有する計画であること、構造材又は内外装材に木材を一定以上使用するものであることなどが必要となる。

選定方法は、平成25年度木造建築技術先導事業評価・実施支援室が、学識経験者からなる木造建築技術先導事業評価委員会を組織して評価を行い、評価結果を国土交通省に報告。国土交通省が当該評価結果を踏まえ採択プロジェクトを決定する。

国土交通省　「平成25年度 木造建築技術先導事業 提案の募集開始について」
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000463.html