不動産投資ニュース

アパート(不動産)経営

株式会社タスが「首都圏版2013年5月」「関西圏・中京圏版2013年5月」を発表

2013/5/29 15:00

株式会社タスが貸住宅市場レポートを発表
株式会社タスは、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年5月」と「賃貸住宅市場レポート関西圏・中京圏版2013年5月」を発表した。

首都圏としては、空室率と賃料の差で考えるリスクプレミアム
空室率TVIと賃料以外は全て同じ条件で算出している東京23区各区の収益価格を比較した場合に、最も価格の高い港区は千代田区よりも低く、最も価格の低い足立区は千代田区よりも低い価格である。また千代田区の収益とリスクプレミアムを算出した場合には、千代田区よりも価格の高い港区、そして最も価格の低い足立区ではリスクプレミアムを付加する必要がある。

還元利回りを変更した場合には収益還元価格は大きく変動してしまう、本来の目的からすると、価格調整は最小限にしなければいけない。そのためにはまず、収益にできるだけ不確定要素を加えるということが重要である。

また2013年3月期1都3県賃貸住宅指標としては空室率TVIは東京市部と、千葉県を除いて微増となった。また、マンション系空室率TVIは東京市部以外微増であった。着工数が増加しているため、今後の空室率TVIの動きに注意が必要である。

(賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年5月より)
賃貸住宅事情の変化
関西圏・中京圏版で大阪市の賃貸住宅は、50%強が築15年未満の物件となっている。また築古の物件も多い。築25年以上の物件は全体の約20%であり、首都圏と比べると比率が高い。

関西圏では首都圏よりも人口の減少の始まりが早い。また、世帯の単身化が進行しているため、世帯数の減少は緩やかに進むと考えられる。その一方で、相続税増税や、消費税増税前の駆け込み需要、景気向上によって、今後着工数が増加すると考えられている。また、大阪府では65歳以上の高齢者の民間借家単身者が多く、今後大量の空室が市場に供給されると思われる。このような背景を踏まえ、立地、築年、プロパティマネジメント等の差によって、二極化が進んでいく可能性が高い。

外部リンク

賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年5月
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol41

賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年5月
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol13

最新ニュース

関連ニュース

コメント

2023年5月の新築一戸建て平均価格、首都圏は上昇して東京都は下落 のページです。はじめての不動産投資に役立つ情報をご提供!不動産投資のすすめと不動産投資ニュースをご紹介させて頂いております。
各種法改正や投資のノウハウ、不動産投資市場の動向など最新情報を配信していくので、ぜひご活用ください。