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シノケングループ、期待の新規事業にも着手し業容拡大

2013/5/27 10:00

介護関連事業、高齢者安心サポート付き住宅の提供スタート
賃貸住宅販売、不動産賃貸管理などを手がける株式会社シノケングループが2012年12月連結決算で3期連続の増収増益と過去最高益を達成。さらに1月の新年度からは、期待の新規事業にも着手し、業容の幅を拡大してきている。

新たに開始した事業のひとつは「介護」で、高齢者安心サポート付き住宅の取扱いを開始した。昨年11月に介護関連コンサル業の株式会社リクロスをM&Aで取得し、年末には株式会社シノケンウェルネスを設立して、この事業分野を統括させている。年明けからは、同社管理の賃貸物件へ高齢者の入居募集を行っているそうだ。

今後、日本が突入する超高齢化社会を視野に、この分野にはより力を入れていく考えだ。注目すべき点は、単に高齢者に住居を提供するだけでなく、介護サポートや24時間対応の見守り・通報サービス、デイサービスへの送迎、配食サービスなど、高齢者が安心して生活できる「楽らくプラン」をパッケージした形で提供していることだろう。このプランによる入居も3月から進んでいる。

(参考画像は2012年8月に開設された「東京ショールーム」)
実需用マンション販売もスタート
また、シノケングループの不動産販売事業会社である、株式会社シノケンハーモニーにもシニア住宅事業部を設置し、サービス付き高齢者住宅を受注する体制も構築した。今夏頃をめどに、第1号となる高齢者向けマンションの開発も検討を進めているそうだ。

こうした高齢者向けのサービスを本格的に開始したことについて、社長の篠原英明氏は、建設したマンションやアパートへ高齢者に入居してもらうことは、社会貢献になるとともに、管理物件の入居率向上にもつながると語っている。

さらにもうひとつの新規事業として、シノケンハーモニーが実需用マンションの販売を開始している。同社のマンション事業本部に新設された「実需用マンション販売チーム」は、3月に完成した東京都杉並区の第1号物件を皮切りに、今期末までに実需用で30戸の販売を目指しているそうだ。シノケングループでは、従来実需用は他の販売業者に卸していたが、直販で利益率も高まり、販路の拡大も図れるため、不動産販売事業の業容拡大につながると考えているという。

シノケングループでは、今後も不動産という軸をぶらすことなく、そのなかで未開拓の分野についても、今回の介護関連事業と同様に、業務提携やM&Aなどの手法を活用し、積極的に取り組んでいきたいとしている。

外部リンク

株式会社 シノケングループ
http://www.shinoken.co.jp/

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