ミサワホームは、新潟県新潟市内で西野中野山土地区画整理組合が土地区画整理事業として開発している「リンクタウン西野中野山」内に建築していた寒冷多雪地域向けの量産型スマートハウスの実証住宅10棟をこのほど完成させた。

実生活における具体的なデータを約1 年にわたって取得し、エネルギー利用の効率化等について、その有効性を解析することで、寒冷多雪地域向けの量産型スマートハウスのあり方を検証していく予定。

＊画像はニュースリリースより
実証住宅では、太陽光発電システムや燃料電池、HEMS などの最新の環境設備を搭載。建物の外部の表面積を小さくすることで熱損失を抑える「エコフォルム」や、自然環境並びに気候風土を生かした設計手法「微気候デザイン」を採用、環境共生住宅の認定も取得するなど、様々な工夫によって、エネルギー利用の効率化と省エネ化を図ったという。

今後は、太陽光発電システムによる発電量や売電量、電気・ガス・水道などのエネルギー消費量、室内の温熱環境の推移、外部の気温や湿度など、実生活における具体的なデータを約1年にわたって取得する。

ミサワホームでは、今回の検証で得られたデータやノウハウを、同スマートタウンでこれから建築するミサワホームの分譲住宅の設計に反映させるとともに、地域特性に対応した量産型スマートハウスのあり方の検証を通して、他のエリアにおいても、地域全体のエネルギー利用の最適化を目指すスマートタウンの開発にも取り組んでいく考えとしている。

ミサワホーム　ニュースリリース
http://www.misawa.co.jp/misawa/news_release/misawa/