「電通グリーンコンシューマー調査2013」を実施
株式会社電通が、「電通グリーンコンシューマー調査2013」を実施した。今回の調査は消費者の環境問題についての意識調査になり、対象者は首都圏に住んでいて15歳から64歳の男女1,000名である。現在関心のある社会問題として、「環境問題」が最も高い関心を集めており、今回の調査でも全体の69%が「環境問題」を挙げた。それ以外としては「自然災害」の関心が55%と高い。
「環境問題」のなかでは「環境汚染問題」が一番関心が高く、具体的には、大気汚染、河川・海洋汚染、砂漠化、公害、排ガス、土壌汚染などがある。その次に多かったのは「温暖化問題」で、地球温暖化、CO2排出/削減、オゾン層破壊、異常気象/気候変動、両極の縮小/海面上昇などであった。また震災時に起こった「原発/放射能問題」での危機感は現在も高い。
(電通 ニュースリリースより)
環境に対して関心がある人が増加
「環境問題への配慮と生活を楽しむことは両立できると思う」と考えている人は、この5年間で高まっており66%となった。また「環境に配慮した商品やサービスでも、お得なものや快適なものを選びたい」ということでも、この5年間で伸びており、初めて5割を超えた。「節電や節約」に取り組んでいる人は8割以上であり、便利さを求めるよりも環境配慮の方が定着している「多少不便でも、地球環境に配慮した生活を送りたい」「輸送や配送の早さよりエコ」など環境を重視していて、積極的に取り組んでいる人が非常に多くなっている。
また「スマートハウス」が昨年から急激に伸びている。エネルギー問題へ注目が高まっているなかで、最適なエネルギーバランスを測ることができるということが注目を浴びた理由である。その他にも「LED照明」「太陽光発電」「ハイブリッド車」「オール電化住宅」などが注目を受けた形となっている。
電通 「電通グリーンコンシューマー調査2013」
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2013/