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賃貸住宅市場レポート「首都圏版2013年3月」と「関西圏・中京圏版2013年3月」を発表

2013/3/30 20:00

住宅市場レポートを発表
株式会社タスが「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」を発表した。

首都圏版では「2012年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」「東京23区の空室率に悪化の兆し」「2013年1月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載。

関西圏・中京圏版では「愛知県の間取り別築年分布」「2013年1月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載。

首都圏版の概要としては、江東区、荒川区が「やや良い」から「やや悪い」に、北区が「やや悪い」から「悪い」となっている。また、千葉県は「やや悪い」から「悪い」であった。現在は、減速感が強まっている。

総量を増やさないように配慮が必要
アベノミクス効果で景気の上向きが言われているが、賃貸住宅市場に効果がでるまでには時間がいる。その一方で消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要によって供給過剰状態を悪化させ、さらに市況の悪化を招く不安がある。

東京都の貸家着工数は、2012年以降は微増傾向となっている。2013年1月時点の貸家着工数は4,556戸となっており、ここ1年では10%強の増加である。当面の着工数は、増加傾向で推移すると考えられている。その一方で、東京23区の増加スピードは落ちている。現状の世帯数増加幅の減速、そして着工数の増加が継続すれば、需給ギャップが拡大する。そうなってしまうと空室率の悪化が起こるのではないかと考えられている。

賃貸住宅市場の健全性を今後も維持していくためには、業界にもストックの総量を増やさない配慮が必要である。

外部リンク

「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/

「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/

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