不動産投資ニュース

アパート(不動産)経営

旧大阪農工銀行ビルを再利用!マンション「グランサンクタス淀屋橋」

2012/12/12 14:00

高度な技術で、近代建築を融合させたマンション
オリックス不動産が発注し、鹿島建設が施工中の分譲マンション『グランサンクタス淀屋橋』。歴史的建築物である「旧大阪農工銀行ビル」の外壁の一部を用いた、モダン都市大阪ならではの、象徴的なマンションとして誕生する予定だ。

両社は12月10日、「旧大阪農工銀行ビル」外壁の一部を、「曳家(ひきや)工法」により、マンション建設地点まで移動する工事が無事に完了したことを発表した。

美しいファサードを守る「曳家工法」
今回、「曳家工法」で外壁部分の保存を図った「旧大阪農工銀行ビル」は、築100年の近代建築。建築家・辰野金吾が創立した辰野片岡建築事務所の設計により大正7年(1918年)に竣工。一世紀の間、大阪の歴史的名建築として市民に親しまれてきた。

外壁には凝った意匠が施されており、ファサード(正面部分)にイスラム建築風の唐草文様やアラベスク文様が刻まれている。また、近代建築の醍醐味である丸みを帯びた建物のフォルムも美しい。

グランサンクタス淀屋橋』では、この外壁の一部(全長約30m)を、新築マンションの外壁に用いて保存する試みに取り組んでいる。

ファサードを傷つけることなく建設地点まで移動させる工法として、鹿島建設が技術提案したのが「曳家工法」だ。鹿島の高い技術力が、原形を損傷することなく、敷地内の建設地点までの2~4mの移動を成功させた。

第二次大戦時の空襲にも生き残り、近代大阪を見守り続けてきた歴史的建造物が、新築マンション『グランサンクタス淀屋橋』に再生され、新たなシンボルとして生まれ変わる。

外部リンク

プレスリリース/オリックス不動産株式会社・鹿島建設株式会社
http://www.orix-realestate.co.jp/news

最新ニュース

関連ニュース

コメント

阪急リート投資法人、2物件を54億3,000万円で売却 のページです。はじめての不動産投資に役立つ情報をご提供!不動産投資のすすめと不動産投資ニュースをご紹介させて頂いております。
各種法改正や投資のノウハウ、不動産投資市場の動向など最新情報を配信していくので、ぜひご活用ください。