東日本不動産流通機構は9月10日、8月度「月例速報・マーケットウオッチ」を発表した。

中古マンションの新規登録件数が、東京都で（前年同月比－3.4％）となり、首都圏全体で2年4カ月ぶりに前年同月比で－0.4％とマイナスに転じたとしている。

「マーケットウオッチ」によると、8月度の首都圏中古マンションの成約件数は1,940件（前年同月比－0.2％）で、6カ月ぶりに前年同月を下回っている。埼玉（同＋6.1％）・神奈川（同＋2.4％）両県は増加しているが、東京都（同－2.6％）と千葉県（同－2.2％）が減少した。成約平米単価は首都圏平均で37.98万円（前年同月比－3.2％、前月比－0.1％下落）。成約平均価格も2,469万円（同－2.5％、同－1.7％）と下落。

首都圏中古戸建住宅の成約件数は764件（前年同月比－0.7％）で、6カ月ぶりに前年同月を下回っている。埼玉（同＋12.0％）・神奈川（同＋1.7％）両県は増加しているが、東京都（同－8.7％）と千葉県（同－4.8％）が減少した。

成約平均価格は首都圏で2,839万円（前年同月比－2.7％、前月比－4.9％）。東京都（同＋9.4％、同＋1.1％）は増加したが、埼玉（同－7.5％、同－1.8％）千葉（同－12.8％、同－6.0％）神奈川（同－5.5％、同－7.0％）と共にマイナスとなっている。

東日本不動産流通機構　8月度「月例速報・マーケットウオッチ」
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201208.pdf